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腰痛

日本人の体の不調の訴えで、
　　　　　　　　　　　一番多いのが腰痛です。

国民生活基礎調査において、自覚症状第１位は腰痛であり、受診病名でも腰痛は高血圧に次ぐ第２位となっています。
また、腰痛の生涯罹患率は約70%といわれています。

腰痛は下記のような様々な腰痛の疾患により起こり、その原因をはっきりさせることが治療上重要です。

腰痛の症状・疾患に関して

腰痛の症状と疾患に関してのご紹介です。

疑われる病気	症状
腰椎椎間板ヘルニア	腰痛と左右いずれかの下肢痛、しびれがでる。時には足の動きが悪くなったり、尿閉になることもある。症状は前屈姿勢で増強する。
腰部脊柱管狭窄症	腰痛・下肢のしびれに加えて、間欠性跛行といった長時間歩行（立位）すると、足が痛くなったり、歩けなくなったりする。しかし、自転車はこげるのが特徴である。
腰椎すべり症	上記腰部脊柱管狭窄症と症状は似ており、動態検査で診断されることが多い。
腰椎分離症	腰痛や下肢のしびれが主とした症状。比較的若いかたでスポーツ好きやたち仕事が多い人に見られることが多い。
骨粗鬆症	中高齢者の腰痛に多く、特に閉経後の女性や痩せ型の人に多い傾向がある。
腰椎圧迫骨折	事故や転落などの外傷後や、尻もちをついた後に進行性の腰背部痛が出現する。痛みは強くなる傾向があり、座位もつらくなる。胸腰椎移行部に好発する。
筋・筋膜性腰痛症	慢性的な運動不足による筋肉の緊張が引き起こす腰痛。
心因性腰痛	明らかな器質的異常がないが、腰痛下肢の疼痛を自覚する。心理的ストレスが誘因となることが多い。